累進税率の違いを利用して節税!

個人は累進所得税率、法人は固定税率。

表題の「個人は累進所得税率、法人は固定税率。」
誤りなのですが、基本的な節税の一般論をザック
リと理解していただくためにあえてそのような表記に
しています。

 

鵜呑みにしないでくださいね。

 

さてさて、なぜ法人にすると節税になるのか?

 

という問いにお答えする時にいの一番に説明
しなくてはいけないのがこいつなんです。

 

所得税の話なんですが、

 

個人は累進所得税率、法人は固定税率
(※実際には違います)

 

というイメージを持っておいてください。

 

実際には法人に対する所得税も定率ではないのですが
個人で営業をしている時よりもかなり有利な税率に
なっているので感覚としては定率みたいなもんなんです。

 

よく「800万円稼げるようになったら会社作ったほうが良い!」
みたいなことを耳いすると思うのですが、それは800万円程度
の所得があるのなら法人税の所得税率で納税した方が
安くなるラインが800万程度だからなんです。

 

↓の表のようなイメージですね。

 

所得税違いイメージ画像

 

800万円というラインを境に、個人事業主として所得税を
支払うよりも会社を設立して法人の所得を申告し
法人税として所得税を支払ったほうが若干支払総額が
法人で払ったほうが安くなるのです。

 

これは、個人事業として所得税を支払った場合は累進課税
ですので稼げば稼ぐほど税率が上がっていってしまうため
800万円も稼ぐと「高所得×高税率」の相乗効果で
とんでもない額の税金が課税されてしまうのですが、
法人の場合は所得税の税率がほぼ一定ですので
どんなに稼いでも税率が上がらないので800万円
を境にこのような逆転現象が起こるのです。

 

このような個人と法人の所得税率の違いを利用した
節税対策が「法人節税」を理解するための第一歩
という事になります。

 

この基本部分をしっかりと頭に入れといてください。
これ以外にも法人で営業をしたほうが税金を
節約できる手段が一杯あります。

 

次のページから法人節税の他のメリット
について説明していきます。

 

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